仮想通貨には発行枚数が半分になる半減期と呼ばれるイベントがあります。
代表的な仮想通貨であるビットコインの半減期は4年に1回。過去を見ても大きな値動きが起こっています。
今回は半減期前にどう動くべきか、2020年の半減期の経験を元に記事にします。
半減期とは通貨発行量の調整
仮想通貨には取引の記録や承認処理をするマイニング(採掘)があります。大量の高性能PCを使って複雑な計算を行う事で高い報酬をもらえる仕組みだけど、この報酬が半分になる期間を半減期といいます。
なんで報酬を半分に減らしちゃうの?不況?
半減期がある理由は、仮想通貨の価値を一定の水準に調整するため。
円やドルみたいに中央銀行が無いからね。
全部の仮想通貨に半減期があるの?
半減期がないものもあるよ。
ビットコインの半減期がマーケットに一番影響するね。
半減期のメリット
半減期があることで価格の急上昇(インフレ)が起きにくくなります。
仮想通貨も需要と供給のバランスで成り立っているので、価値を保つために市場に出る数量を定期的に制限する必要があるってことですね。
半減期のデメリット
マイナーは仮想通貨の新規発行で報酬を得ているため、半減期が来たら単純に報酬も半分になります。マイニングしている企業からすると思いっきりデメリットですね。
ちなみに個人でマイニングしても予算のある企業には勝てないのでおすすめはしません。
マイニングとは、コンピュータの計算で取引の承認作業をすること。
過去のビットコイン半減期の振り返り
2023年までにビットコイン半減期は3回ありました。そのうち2020年5月11日に起こった時は僕も仮想通貨を保有していたので状況を説明します。
半減期前の2020年3月に暴落が起こってます。これはコロナで世界的に経済が混乱した事とも関係ありでしょう。
半減期直後は特別な変動無かったけど、2020年の年末から2021年にかけて仮想通貨全体が急伸。価格は2021年4月にビットコインが700万超え、イーサリアムは35万超えです。
2020年3月に60万のビットコインを買ったので10倍の利益になりました。(小遣いの3万円分しか入金しなかったのが悔やまれる大暴騰。)
ビットコイン半減期の傾向と対策
投資する側やマイナーの心理を考えると、半減期前は価格変動が起こる可能性が高い。
発行枚数が減る前に買う
それを確認した人も価格上昇すると期待して買う
報酬減少するマイナーが撤収前に売る
上記がパっと思い浮かびます。
この記事を書いているのが2023年2月で価格はやや上昇している程度なので、本格的な価格上昇前に買うというのが個人的見解。それは過去の例を見ても同じことが言えます。
ビットコインの半減期前はイーサリアムを買え
半減期前に買うとは言っても、対象がビットコインとは限りません。仮想通貨は軒並み伸びるので、有望銘柄の情報は集めておくべき。
ちなみに僕はイーサリアムを推し。近年の動向を見ていると、市場をけん引しているのはビットコインではなくイーサリアムです。詳しくは過去記事を見てください。
ビットコインの半減期後は下手に動かない
ビットコインの半減期が終わると、アルトコインも同じような曲線で値下がりします。
2020年後半は乱高下したので一気に売買するのは危険。静観するか定期的に少額購入するのが安全です。
積立している人もいるけど、あれは販売所での購入になるので手数料を考えると損です。
来るべき時に備えよう
これまでビットコインの半減期は3回しかないけど、いずれも価格は上昇しているので仕込み時といえます。
次のビットコイン半減期は2024年2月予定。日付については生成されるブロック数によるので数か月の変更は起こりえます。
個人的にはイーサリアムを押し目買いです。チャートの動きを見ながら上手く立ち回りましょう。