【2023年】XRP(リップル)暴落!過去12か月のトレンドと今後の見通し

リップル(XRP)の今後
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XRP(リップル)の価格が急騰!それまで70円前後で推移していたのが120円に。2023年7月の出来事でした。

その後に下落が続き今後の見通しは不透明です。なぜそうなったか?今後も順調に成長していくのか?文末には6年間XRPを保有している私の見解を紹介します。

目次

XRPが価格急騰した理由

XRPは2023年7月13日に急騰。理由としては約2年続いたSECとの裁判にリップル社が優位な略式判決が下された事。

それに伴う各取引所でのトレード再開への期待感からです。それぞれまとめます。

SECとの裁判に一部勝訴

「XRPは証券か」という論争で争っていたリップル社とSEC。

判決の内容としては「取引所を通しての販売分は証券でない」とのことでした。市場に最も影響する部分であり、ここを取れたためにリップル社の勝訴と報道されています。

アメリカは三審制なので控訴される可能性もあるけれど数年はかかるのが常。堂々とXRPを販売できるわけです。

一番うれしいのは取引所でしょうね。

取引所でのトレード再開

リップル社の一部勝訴を受けて仮想通貨取引所であるコインベースやクラーケンは、2年ぶりにXRPの取引を再開させるとアナウンス。

当たり前だけど買う人が増えれば価格は上昇します。どちらの取引所も世界的な規模なので。

XRP急騰後の下落状況とその理由

リップル社とSECによるXRP証券問題の略式判決が報道された直後にXRPは一時120円に急騰!その後110円台と100円前後で推移しました。悲観で買って事実で売られるという投資の格言が思い浮かびます。

2023年8月半ばには70円前後まで続落。全戻しです。

なぜそうなったのか?めぼしいトピックを挙げます。

裁判はまだ終わっていない

今回のリップル社対SECの争いは前述したように地裁ではリップル社の一部勝訴。

しかしアメリカは三審制を取っており、案の定リップル社はSECから控訴されました。仮にXRPが証券ではないという判決になるとしてもそれが出るまで数年かかります。

XRPは送金市場で実績なし

リップル支持者がよく主張するのが「メガバンクと提携」、「マスターカードと提携」等。

でもそこ止まりなんです。XRPを国際送金に利用している機関は0。数ある提携先の一つに過ぎない。

今後の国際送金で採用されそうなのはCBDC(中央銀行デジタル通貨)でしょう。法定通貨なので価格変動は起こらないし、XRPの強みである送金速度も優秀。今後もXRPが勝てる要素は見当たりません。

EU仮想通貨規制法案

EU(欧州連合)は仮想通貨の市場規制法案を承認。包括的なルール整備であり、内容は下記の通り。

仮想通貨の発行、交換、保管を行う場合は免許取得が必要
仮想通貨取引を追跡できるように送金者、受取者それぞれの名前取得を義務化
仮想通貨取引の課税に関するEU加盟国同士の協力についてルール改正する方向

投資家保護、マネーロンダリングの対策が目的ではあるけど、規制ができるというのは悪材料。
どうしても価格は下がってしまいます。

XRPの過去12ヶ月間トレンドと今後の見通し

XRP過去12か月チャート
参照元:LIVE COIN WATCH 
XRP過去12か月チャート

上の画像は本記事執筆時点の2023年8月から過去1年間のチャートです。

トレンドから見える価格上昇後の戻しパターン

過去12か月のチャートを見ると、急騰した後に必ず戻していることが分かります。

少し前の5月末から6月中旬にかけての山も同じです。

約1年前の2022年9月中旬から11月前半も同じく戻してます。

更に過去を自分の経験則で紹介すると、仮想通貨投資を始めた2017年10月のXRP価格は25円前後。そこから年明けにかけて一気に史上最高値の400円へ。(あまりの垂直上げに焦った)でも同年の2018年9月には30円に真っ逆さま。

こうまとめると落ち方すごいですね。

今回もXRP価格は全戻し

SECとの裁判に一部勝訴したものの、機関投資家向けのXRPは証券という部分はSECのいう通り。

強気な発言する人もいたけど裁判の判決が出る前は70円で判決出た時点で120円。それが1ヶ月半で全戻し…

過去の値動きを参照すると今後も上昇が期待できないのは明らか。

【結論】XRPの今後は暗い

仮想通貨市場には今後もネガティブなニュースと好ファンダは繰り返し起こるでしょう。

じゃあ今後のXRPはどうなるか?個人的にはあまりポジティブにとらえていません。

時価総額は上位なので草コインのように消えることは考えにくいけど、上がるとも思えない。

XRPの販売益がリップル社の利益なのはCEOのガーリング氏も言っていることだけど、SECとの裁判中にも行ってたのはいただけない。これにはXRPホルダーも批判していたけどつまりはそういう事です。

なんだかんだ言っても結局は今の価格がそのまま市場の評価。SECとの裁判に一部勝訴という待ち望んだファンダが出てもXRPの価格は1ドル未満でその後全戻し。

大口が買うのはBTCやETHで、これらはファンダ以外にも実需があって価格上昇が確実視されているからです。

日本人が大好きなXRPだけど、その中身を見ている人はほとんどいません。買っている人はX(Twitter)やYouTubeでの煽りコンテンツに踊らされないようにしましょう。

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この記事を書いた人

普段はサラリーマン / 斜陽業界である派遣先から契約解除されて時代の波に乗る事を意識 / 本業でJPYマイニングして積立NISA投資/ 余剰資金は仮想通貨(ETH) / 余剰時間はブログに投下

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